店村 眞積

店村 眞積

(第27回定演)


京都生まれ。日本音楽コンクールなど入賞歴を重ね、桐朋学園大学を経て、1976年イタリアに渡り、ピエロ・ファルッリに師事。その後リッカルド・ムーティに認められ、フィレンツェ市立歌劇場の首席ヴィオラ奏者となる。1977年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位。以後ヨーロッパ各地でソリストおよび室内楽奏者としても活躍。フィエーゾレ音楽祭、ジュネーヴ音楽祭など多くの音楽祭に招かれた。1984年に帰国、同年から読響ソロ・ヴィオリスト、2001年からN響ソロ首席ヴィオラ奏者を歴任。一方、ソリストとして読響、N響、東京フィル、札響、パイヤール室内管などと共演。サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管のメンバーを務めた。さらに「ヴィオラ・スペース」への出演をはじめ、日本を代表するヴィオラ奏者として、室内楽やソロの分野でも幅広い活動を展開、CDも数多くリリースしている。

2011年6月、都響ヴィオラ特任首席奏者に就任。東京音楽大学客員教授。第30回有馬賞を受賞、令和2年度京都市文化功労者表彰を受けた。2024年2月22・23日、エリアフ・インバル指揮によるマーラーの交響曲第10番で、都響ヴィオラ特任首席奏者としてのラスト・ステージを迎えた。2024年4月、都響ヴィオラ名誉首席奏者に就任。


〔このプロフィールは、第27回定期演奏会リーフレット発行時(2024年5月)のものです。〕